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育成とプロモーション

9月10日
読了時間: 7分

最近、インディーズのアーティストやアイドルを見ていて、音楽活動の形が大きく変わったと感じています。


もちろん、歌が上手いこと、ダンスが上手いこと、楽器が弾けることは大切です。


でも、それだけで「売れる」とは言えない時代になりました。


一方で、フォロワーが多ければ必ずライブに人が来るわけでもありません。


では今、アーティストには何が必要なのか。


今日は少し、Any-youが考えている「これからのアーティスト活動」について書いてみたいと思います。


音楽市場そのものは、決して小さくなっていない


日本の音楽市場を見ると、音楽そのものへの需要がなくなったわけではありません。


2025年の国内レコード市場は約3,988億円。


国内ライブ・エンタテインメント市場も8,500億円を超える規模まで成長しています。


ストリーミングが定着し、ライブ、グッズ、CD、ファンクラブ、SNS、イベントなど、アーティストがお客様とつながる方法も増えました。


つまり、「音楽が売れなくなった」というより、


音楽で収益を作る方法が変わった。


という方が近いのかもしれません。


SNSによって「発見される順番」が変わった


以前なら、


曲を聴く

↓

アーティストを知る

↓

ファンになる


という流れが一般的でした。


今は、


SNSで人を見つける

↓

「この子、なんか気になる」と思う

↓

曲を聴く

↓

ライブを見る

↓

応援する


という流れも当たり前になっています。


つまり、


「聴く理由」だけではなく、「見る理由」や「応援する理由」も必要になった。


これは新人アーティストにとって、とても大きな変化だと思います。


インディーズにはいくつかの「勝ち方」がある


最近のアーティストを見ていると、大きくいくつかのタイプに分かれているように感じます。


実力型


歌唱、演奏、作詞作曲、ライブパフォーマンスなど、音楽そのものを武器にするタイプ。


実力は大きな武器です。


ただ、今は「上手ければ自然に発見される」とは限りません。


どうやって最初の一人に見つけてもらうか、という別の力も必要になります。


フォロワー型


TikTok、Instagram、YouTubeなどを通して多くの人に知られ、そこから音楽へつなげていくタイプ。


ビジュアル、キャラクター、企画力、発信力なども重要な武器になります。


ただし、


フォロワー数=ファン数=ライブ動員


ではありません。


数字を実際のファンへ変える力が必要です。


ハイブリッド型


音楽性もあり、発信力もある。


当然、最も大きな市場を狙いやすいタイプです。


ただ、最初からこの状態の新人はほとんどいません。


だからこそ、「どうやってここまで育てるか」が育成側の仕事になります。


そして、小さなファン経済圏で成立するタイプ


もう一つ、インディーズには独特の市場があります。


一般的な知名度や大きなフォロワー数がなくても、10人、20人といった非常に強い固定ファンがいることで活動が成立するケースです。


チェキ、物販、ライブ、特典、配信など、一人のお客様が継続的に応援することで、小さな経済圏ができます。


これは決して悪いことではありません。


本人がその規模で活動を続けたいのであれば、一つの立派な活動方法です。


ただ、


「生活できること」と「市場が成長していること」は別です。


20人のファンが翌年も20人、その翌年も20人なのであれば、収益は成立していても市場は拡大していません。


Any-youでは、ここを明確に分けて考えています。


ダンス&ボーカルの難易度も変わった


特に難しくなったと感じるのが、ダンス&ボーカルです。


SNSを開けば、日本の新人アーティストと世界トップレベルのK-POPアーティストが同じ画面に並びます。


ユーザーは「インディーズだから」という基準では見てくれません。


歌、ダンス、衣装、ビジュアル、MV、振付、カメラワーク。


すべてが世界のトップアーティストと無意識に比較されます。


だから、


「歌えます。踊れます。」


だけでは、それ自体が以前ほど大きな差別化にならなくなりました。


だからこそ、楽器も面白い


逆に、改めて可能性を感じているのが楽器です。


例えばギターなら、


歌える。

弾ける。

一人でライブができる。

路上でも演奏できる。

弾き語り動画を作れる。

セッションできる。

作詞作曲にもつながる。


そして何より、


「ギターを持って歌うこの人」


という一つのアイコンになります。


楽器は単なる演奏技術ではなく、


音楽性とタレント性の両方に影響する武器


になり得ると考えています。


Any-youが見るのは「収益性・音楽性・タレント性」


そこでAny-youでは、アーティストを単純に「歌が上手い・下手」で判断しません。


大きく3つの視点で考えます。


音楽性。


歌唱、声質、演奏、楽曲、作詞作曲、表現、ライブなど、「音楽を聴きたい」と思わせる力。


タレント性。


ビジュアル、キャラクター、SNS、トーク、カメラ適性、ストーリーなど、「この人をもっと見たい」と思わせる力。


そして、


収益性。


ライブ動員、物販、CD、イベント、リピート、ファンの継続率など、「この人を応援するためにお金を使いたい」と思わせる力です。


私たちは、


音楽性 × タレント性 × 収益性


この3つのバランスを見ます。


さらにもう一つ大切にしているのが、


成長率です。


現在80点でも半年後に82点の人と、現在50点でも半年後に70点になる人。


投資対象として考えたとき、後者の方が面白い場合があります。


今どれだけ完成しているかだけでなく、


「どれだけの速度で変わっているのか」


もアーティストの価値だと考えています。


全員を同じ方法では育てない


だからAny-youでは、全員に同じ育成方法を当てはめる必要はないと考えています。


すでに大きな可能性が見えている人には、先行投資をして一気に完成度を上げる。


活動しながら収益を作れる人には、その収益を次の音楽制作やプロモーションへ再投資する。


まだ判断できない人なら、まず小さく市場に出して反応を見る。


SNSをやってみる。


ライブをやってみる。


動画を出してみる。


楽器を持たせてみる。


曲を変えてみる。


そして数字を見る。


反応が出たところへ、次の投資をする。


つまり、


投資 → 市場テスト → 検証 → 収益 → 再投資 → 拡大


という考え方です。


Any-youは「完成した人を探す場所」ではありません


私たちが探しているのは、最初から歌もダンスもSNSも完璧な人ではありません。


むしろ、


「この声には何かある」


「この子はカメラの前に立つと変わる」


「なぜかもう一度見たくなる」


「まだ下手だけど、ものすごい速度で成長している」


そんな小さな可能性を見つけることを大切にしています。


そして、その人に足りないものを全部同じレッスンで埋めるのではなく、


その人がすでに持っている武器を起点に市場を作る。


それがAny-youのアーティスト育成です。


Any-youの体制


Any-youは、単なる芸能事務所でも、レッスンスクールでもありません。


アーティスト一人ひとりを、


音楽性 × タレント性 × 収益性 × 成長率


という視点で見ながら、


企画、音楽制作、映像、SNS、ライブ、プロモーション、メディア、映画、国内展開、海外展開までを組み合わせて、その人に合った方法で育てていきます。


必要なら先行投資をする。


小さく始めた方がいい人には、小さく市場テストをする。


結果が出れば投資を増やす。


違えば方向を変える。


そして、生まれた収益を次の成長へつなげる。


目指しているのは、


「アーティストを抱えること」ではなく、

「アーティストが自分自身で市場を作れるところまで育てること」。


フォロワーが少ないからダメでもない。


今、歌が完璧ではないからダメでもない。


まだ収益がないからダメでもない。


大切なのは、


その人には何があり、何を伸ばせば、人に届くのか。


そして、


今日より半年後、半年後より一年後に、その可能性をどこまで大きくできるのか。


まだ誰にも見つかっていない才能を、見つける。


その才能に合った方法を考え、音楽を仕事に変え、そして世界につながるところまで一緒に育てる。


それが、Any-youが考えるこれからのアーティスト育成です。



 
 
 

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